金サワ489のブログ

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冬の北海道ツーリング まとめ

2011-2012年の年越しと2013年2月の計2回、冬の北海道宗谷岬へカブで挑んでみた記録です。

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1回目 2011-12年 年越し(以前の楽天ブログ版で書いた記事にリンクしてます)

・1~2日目 12/26~27 埼玉~苫小牧

・3日目 12/28 苫小牧~帯広

・4日目 12/29 帯広~留辺蘂

・5日目 12/30 留辺蘂~興部

・6日目 12/31 興部~宗谷岬

・7日目 1/1 宗谷岬~初山別

・8日目 1/2 初山別~美瑛

・9日目 1/3 美瑛~鵡川

・10~11日目 1/4~5 鵡川~苫小牧~埼玉




2回目 2013年2月

・1~2日目 1/30~31 埼玉~苫小牧~夕張

・3日目 2/1 夕張~美瑛

・4日目 2/2 美瑛~幌加内

・5日目 2/3 幌加内~音威子府

・6日目 2/4 音威子府~稚内

・7日目 2/5 稚内~興部

・8日目 2/6 興部~女満別

・9日目 2/7 女満別~弟子屈

・10日目 2/8 弟子屈~士幌

・11日目 2/9 士幌~南富良野

・12日目 2/10 南富良野~音更

・13日目 2/11 音更~占冠

・14~15日目 2/12~13 占冠~苫小牧~埼玉



ついでに装備やノウハウについて少し書いてみます。もっと詳しく書かれたサイトも沢山あるので参考になるかは分かりませんが・・・
・タイヤについて

冬道では新雪、圧雪、アイスバーン、舗装・・・と路面状況が刻々と変化します。
柔らかい雪ならスノータイヤやブロックパターンのタイヤである程度食いつきますが、凍結路では歯が立ちません。
タイヤチェーンは基本的に緊急用であり、すぐ切れるらしいので長距離に使うのは無理だと思います。
北海道の冬道は気温が低いので基本的に凍っていることを考えると、タイヤはスパイクタイヤがベストです。

カブやスクーターなどは配達用途向けのスパイクタイヤが市販されているので、それを買うのが安くて手っ取り早いかと思います(ネットで1本5000円くらいから購入できます)。
既製品のスパイクタイヤが無い車種や既製品以上の性能を求める場合は、自分でスパイクを打って自作したり、ショップに頼んで作ってもらう必要もあります。

自分は2回とも既製品を使いました。

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2011-12年年越しで使用。シンコー製2.50-17 76ピン

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2013年2月に使用。IRC製2.75-17 110ピン+補助ピン(弁慶)



タイヤの太さについては、細い方が面圧が上がってピンが食い付きやすくなり、太い方が接地面積が増えて路面の凹凸に追従しやすくなります。
スパイクピンの数や突き出し量は多い方が雪や氷への食い付きが良くなりますが、その反面舗装路ではピンしか接地しなくなるので走り辛くなります。
この辺のバランスは車体や走る地域によって変わってくると思います。

ちなみにカブやスクーター用の既製品のスパイクタイヤはピン数が80本前後、ピンの突き出し量も最低限の物が多いですね。
舗装~圧雪でのグリップはそこそこでしたが、テカテカのアイスバーンになるとなかなか歯が立たず苦戦しました。
凍結路での走りを求めるなら、タイヤの中央部も含めて追加でピンを打った方が良いです。

タイヤの空気圧は低めにしておくとピンが均等に接地してグリップが上がるので、前輪は120kpa、後輪は160kpaくらいを下限に調節していました。
ただし、チューブタイヤであまり空気圧を下げるとチューブがずれてパンクするリスクが高くなります。チューブタイヤの場合、出先でパンクしたらホイールを外してチューブごと交換するのが一般的ですが、それを吹雪でホワイトアウトするような状況でやるのは大変(ってか無理・・・)だと思います。修理できないと遭難する可能性もあります。その辺も考えて空気圧は下げすぎないように気を付けてました。チューブのズレを防ぐビードストッパーもあった方が良いでしょう。(と言いつつ面倒だったので付けませんでしたがw)






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・アイシング

キャブレター車の場合、低温下での走行ではアイシングという現象が起きます。(インジェクション車では起きません。)
自分のカブ50&カブ90では気温が-5℃~-10℃くらいの時に、アイドリングが維持できず停車するとそのままエンストする症状が気まぐれに出ていました。
症状が出てもアクセルを煽っていればエンストせず、極端にパワーが低下することも無かったので走行にはそれほど支障は無かったし、10分くらい停車してから再始動すると呆気なく解消したりしていましたが・・・。

車種によっては本当に走行不能に陥るような症状が出る場合もあるので対策が必要です。
対策としてはキャブヒーターを取り付けたり(元から付いている車種もあります)、冷風がキャブに当たらないように銀マットなど保温できる物を巻いたり、遮風板などを付けたりすると良いです。あとは燃料に水抜き剤を添加するのも効果があるそうです。(伝聞系なのは自分では効果があったのか無かったのかよく分からなかったからw)




・細かいこと色々

エンジンオイルはいつものG1の10W-30を入れていましたが特に問題は無し。
真冬はそれほど油温も上がらないので標準指定のオイルで十分だと思います。
初期粘度が低い物を入れると始動性が良くなるらしいですが・・・

バッテリーは寒くなると弱くなります。自分のカブは-15℃くらいまでは何とかセルで一発始動できましたが、夜に-23℃まで冷え込んだ時はさすがにセルでは始動できませんでした。
まぁ、カブはバッテリーが死んでもキックや押しがけでどうにでもなりますが、セルでしか始動できないバイクはバッテリーは新品にするのがベストです。
冬の北海道ツーリングによく使用されるカブ系のバイクやオフ車はバッテリーの容量や発電量にそれほど余裕が無いので、グリップヒーターを装着する場合はテールランプなどの電装品を極力LED化し、必要な電力を捻出しておくと良いでしょう。




雪の中を走っていると下の写真みたいにバイクも着雪して真っ白になります。(これは極端な例ですが・・・w)
テールランプは見えないし、ボックスの上に付けた誘導灯もすぐ真っ白になって意味が無かったです。
ランプ類よりも大きな旗とかのほうが後方からの被視認性は良いのかも?

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荷物の積載は、キャリアの上に高く積み上げると重心が高くなって雪道ではコケやすくなります。
荷物の軽量化はもちろん、低重心化と前後の重量バランスも考える必要があります。

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2回目の時に装着した自作サイドキャリア。ここに自転車用のサイドバッグを装着していました。
ホームセンターの金具を適当に組み合わせて作り、片側3点に固定。一か所はフレームに穴を空けて直接固定。
2000km以上走りましたが、意外と頑丈で歪んだりはしませんでした。
サイドバッグを付けていると転倒時に車体のダメージを防げるし、重心を下げられるので引き起こしも楽でした。

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こちらも2回目の時。気温の低い冬場はプラスチック製のリアボックスは転倒すると割れやすいです。ボックスよりも横幅の広い厚手のベニヤ板を下にかましてボルトでしっかり固定し、オーバーハングにすると転倒しても割れません。





・防寒対策、服装

氷点下の中を長時間走るわけなので、防寒はしっかりしていかないと死にます(笑)

個人的には、バイクには風防、ハンドルカバー、グリップヒーターの三種の神器が必須だと思います。
カブだとこういう装備を付けてもまったく違和感がないのが良いですね。
ハンドルカバーに関しては元旦の宗谷岬にやってくるライダーはほぼ全員装着していました。パイプハンドル車の場合、隙間風を防ぐためにハンドルとハンドルカバーの間にガムテープを巻くのもよく行われているようです。


ヘルメットはアライのSZ-RAM4というオープンフェイスを使っています。
防寒の面ではフルフェイスの方が良いと思いますが、フェイスマスクやネックウォーマーをしっかり付けていれば問題ありませんでした。

写真_1~1
-5℃の吹雪の中を走っていた時。鼻から出た吐息はそのままシールド内側に付いて凍りましたが、乾いた雪のおかげで外側は着雪せず、視界もそこそこ確保できてました。


服装は、主に吸湿性のあるインナー、保温性のあるミドル、風雪をシャットアウトするアウターの3層に分かれます。

上半身はヒートテック→フリース→ダウンジャケット(場合によっては二重)→ラフ&ロードのジャケット
下半身はヒートテック→中綿入りのズボン→モンベルのドロワットパンツ

という感じで着込んでました。

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アウターとして使ったラフ&ロードのRR5325 デュアルテックストレイルツーリングジャケット。
ダウンなどをたくさん着込んだ上に着るので、身長168cmですがXLサイズを使っています。
防風、防水性はしっかりしていましたが、透湿性は正直なところ微妙です。(バイクで1時間走っただけでジャケット内部がうっすら湿る)
デュアルテックスという独自開発の素材が使われていて「防水透湿」と謳っていますが、耐水圧や透湿性の数値をメーカーが公表していないあたりが非常に怪しいです(笑)

バイクの場合は登山などと違って運動量は少ないので、アウターウェアは必ずしもゴアテックスにこだわる必要は無いと思います。
ただ、バイク用でも登山用でも透湿性などの数値がきちんと公表されているものを選ぶべきです。
モンベルのスーパーハイドロブリーズ、ブリーズドライテックなどはゴアテックスに遜色ない性能があって安いので良いかもしれません。



グローブは、ハンドルカバー+グリップヒーターを装備していればホームセンターで1000円くらいのもので十分行けました。


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靴は、1回目は安いゴム長靴(左)、2回目はソレルのグレイシャーというスノーブーツ(右)を使用しました。
サイズはどちらも同じ27cmなので、分厚さの違いが分かると思います。

ゴム長靴は当然ながら透湿性が無いので蒸れる上、靴下を何枚も重ねても外の寒気が伝わってきて「冷たい」を通り越して「痛い」になります(笑)
中にカイロを入れるとようやく辛うじて耐えられる冷たさになる感じ・・・。

2回目に導入したソレルのグレイシャーは中に13mmの分厚いインナーが入っており、底も4重くらいになっています。インナーを外して定期的に乾かしておけば、カイロを入れなくても足の冷たさを感じることはほとんど無く暖かかったです。また、接地面積が大きいので踏み固められていない雪の上でも意外と歩けました。





・宿泊

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大晦日の宗谷岬テント村

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勇払駅(無人駅)


お金がある人なら毎晩ホテルや旅館や民宿に泊まれば暖かいところでゆっくり休めるし、装備も軽くできるので雪道走行では有利です。
でも自分みたいな貧乏人にとっては毎晩宿に泊まるのは無理だし、外で寝ることが旅の楽しみになっている人も多いと思います(笑)


夏は炊事場などが使えて便利なキャンプ場は大概雪で埋まってます。
冬季も営業しているライダーハウスはごくわずかなので要確認。
道の駅の軒下や空き地は夏同様に使えるし、24時間使えるトイレは暖房が入っていることが多いので寒い時に逃げ込めます。場所によってはトイレ前のスペースで寝ることもできますが(過去何度もやった・・・)、マナー的に夜間の利用者が少ない所で、なるべく早朝に撤収するような配慮は必要ですね。

駅やバス停の待合室は悪天候の影響を受けにくいので夏同様旅人の味方です。

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寝袋はナンガのオーロラ900DXという-37℃対応(大袈裟だと思う^^;)のものを使っています。単体でも-15℃くらいまでは普通に眠れましたが、さらにしばれる時は3シーズン用のダウンシュラフを追加します。
マットは銀マットとエアマットを重ねて使ってました。合わせて3cmくらいの厚さを確保。
冷えやすい足先はウールの靴下に加えてテントシューズを履けば完璧です。

テントはメッシュテントとかじゃなければ何でもOKな気がします。実際に自分が使っているのは5000円の安物ですが、防寒性は結局シュラフやマットに依存するので。雪上でキャンプするならスコップがあると簡単に宅地を造成できて便利ですw


いずれにしても、ちゃんとした装備があれば暑さや虫にうなされる夏よりは気持ちよく眠れるはずです。







他にも色々書きたいことはありますが、大体こんな感じですかね。
これを見て冬の北海道ツーリングをやってみたいと思った方は(いないと思いますが)くれぐれも自己責任で・・・。
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  1. 2013/04/11(木) 17:12:30|
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金サワ489というのは…かつての急行"能登"で使用されていた金沢の489系、ボンネット車が好きだったからですが、最近は鉄道から遠ざかっておりブログの内容と関係なくなりつつあります。



埼玉県南部住在の学生。自転車、バイクツーリングの記録やその他思いついたことを適当に書きます。




※2012,2,18までの記事はこちらで公開しています。







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